【インド・新型コロナ】2度目のロックダウン延長決定…！次なるロックダウンその内容とは…？

昨今、世界中で感染拡大が続く新型コロナウィルス。
インドでも、日に日に感染者が拡大。
現在、感染者35,043名（内1,993名が死亡）まで上っています（※5/1（金）朝9:30時点）

新型コロナウィルス抑制のため、インドでは2020年3月25日～4月14日まで21日間のロックダウンを実施。
当初の計画ではロックダウン終了ではあるものの、いまだ感染者数が増加傾向にあることから、新たに5月3日（日）まで追加で19日間の延長を実施。

第2弾のロックダウン最終目前である5月1日（金）、インド内務省より更なるロックダウン延長が発表されました。
第3弾のロックダウン、その内容とは…？

日々の感染者数の伸びからロックダウン延長の予想はしていたものの、実際に延長が決定すると辛い…。
延長アナウンス後、インド政府及び各メディアから今後の方針についてアナウンスが実施。その内容をまとめました！

この記事の内容

第2弾ロックダウン終了2日前：インド内務省よりロックダウン延長

5月1日（金）午後18：40頃、各現地メディアにて、インドにおける更なるロックダウン延長が報道されました。
現地メディア・TIMES OF INDIAによると、インド内務省（MHA）が5月4日（月）より更に2週間ロックダウン延長されたと報道されました。

これまでのロックダウン開始・延長のアナウンス時にはインド・モディ首相から全国民へ演説が行われたものの、今回はこれまでのようにモディ首相自らのアナウンスは行われませんでした。
今回更なる2週間のロックダウン延長…これで合計54日間となりました…ほぼ2ヶ月にわたるロックダウン延長。今後のインド経済への打撃がただただ心配…。

インド内務省より新たなガイドライン発行

MHA issues order to further extend #lockdown for 2 weeks beyond 04.05.2020, to fight #Covid_19.
New guidelines have permitted considerable relaxations in #Lockdown3 restrictions, within the districts falling in the Green and Orange Zones. pic.twitter.com/hkp6NHaCjq

— Spokesperson, Ministry of Home Affairs (@PIBHomeAffairs) May 1, 2020

第3弾のロックダウン延長が発表された後、同日夜にインド内務省から第3弾のロックダウンに向けて新たなガイドラインが発行されました。
新しいガイドラインでは、感染拡大被害により区分けされているゾーンが大きく関係するという旨を中心に、今後のロックダウンにおける内容が述べられていました。

インドにおけるゾーン別（レッド/オレンジ/グリーン）

インド政府の発表によると、新型コロナ感染症例発症数に応じてインド全733地区を以下3つに分類しています。※2020年5月1日時点

・Red zone（レッドゾーン）130地区
・Orange zone（オレンジゾーン）284地区
・Green zone（グリーンゾーン）319地区

ちなみに、私が住んでいるグルガオンのエリアはオレンジゾーンでした…。
グリーンゾーンではないため、引き続き大幅な活動制限がかかりそうです。

グリーンゾーンで許可されている事

インド内務省（MHA）によると、新型コロナ感染症例発症数に応じて、現在インドの地区を3区域（レッドゾーン、オレンジゾーン、グリーンソーン）に設定しています。

現在（2020年5月1日時点）では、過去21日間において新型コロナの陽性症例が報告されていない319地区を「グリーンゾーン（安全地区）」と分類・設定しています。
グリーンゾーンにおいては、レッドゾーン及びオレンジゾーンに比べて下記の通り制限が緩和されています。

・All activities are permitted except the activities which are prohibited throughout the country, irrespective of zones.
（全国各地で禁止中野活動を除き、ゾーンに関係なく全ての活動を許可）
・Buses have been allowed to operate with 50% seating capacity
（バスは50％の座席数にて運行許可）
・Bus depots too can operate with 50% capacity
（バス停も50％の稼働率で運転可能）
・Movement of people is allowed for essential requirement and health purposes
（人々の移動はエッセンシャル（買い出し等）及び健康目的においては許可）
・All goods traffic is to be permitted, including those to neighbouring countries
（近隣諸国への輸送含め、すべての流通が許可）
・Travel by air, rail, metro and inter-state movement by road
（空路、鉄道、メトロ、州間移動による道路移動）
・Running of schools, colleges, and other educational and training/coaching institutions
（教育機関、大学、その他の教育および訓練機関の運営）
・Cinema halls, malls, gyms and sports complexes, socila, political or religious garherings
（シネマホール（映画館）、モール、ジム、スポーツ施設、政治・宗教的な集会）
・Movement of individuals for non-essential purposes shall remain restricted between 7pm – 7am
（非必須目的での個人行動は午後7時から午前7時まで制限＝それ以外の時間は活動許可）
・Movement of persons above 65 years, those with history of co-morbidities, pregnant women and children below 10 years
（65歳以上、併存歴のある人、妊婦、10歳未満の子どもの活動）

現地メディアTIMES OF INIDAより参照