インド最大の祭りといえば「ディワリ!」
ヒンドゥー教の新年を祝うお祭りで、日本の正月のようなもの。
インドではどんな風にお祝いをして過ごすのでしょうか?
街の様子や当日の過ごし方など、まとめました!
2021年は11月4日(木)、2020年は11月14日(土)、2019年は10月27日(日)でした!
過去のディワリ体験談もあるので、ぜひご覧下さいね♪
Youtube動画はこちら(インド正月/ディワリ)
ディワリに向けてだんだんと煌びやかになるインドの街やオフィスでのお祝いについても紹介しています!ぜひこちらも合わせてご覧下さいね。【Youtube動画はコチラ!】
Diwali(ディワリ)とは?
ディワリ【Diwali】とは、ヒンドゥー教の新年を祝うお祭りのこと。
日本の新年と同様、新たな一年の幸せと健康を祈ります。
インド最大の光のお祭りでもあり、別名「光のフェスティバル」とも呼ばれています。
日本では「新年の始まり=元旦」ですが、
インドでは「新年=ヒンドゥー暦の7番目の月」のため、毎年変わります。
毎年10月末から11月初め頃に行われています。
まさに、日本の年末年始(お正月)と似ていますね。
ディワリは《インドで一番お金が動く時期》
1年で一番モノが売れる時期!
ディワリはヒンドゥー教の”美と豊かさの女神”であるラクシュミーをお祝いするお祭り。
そのことから、インドでは「ディワリシーズンに買い物をすると縁起が良い」とされているため、家電や自動車などの高価格な耐久消費財を中心に積極的に消費をする傾向にあります。
そのため、自動車、家電業界を中心に、各社ディワリ商戦に向けて力を入れています。
西インドなど別地域では、企業によりますが特にお休みでない事も。
この時期は街の至る所がライトアップされていて、あちこちでディワリセールが開催されています。
まるでクリスマス!?インドの街中が光でライトアップ
当日までの様子をお届けします!
ディワリの1~2週間前からライトアップ!
ディワリの2週間前からだんだん街全体がライトアップされ始めます。
特に、ディワリ1週間前から本格的に飾り付けが開始!
オフィスも、こんな風にカラフルな色で鮮やかにライトアップされます。
「Happy Diwali!!」とライトで文字が書かれていて、綺麗なイルミネーションに心躍る!
仕事の疲れが吹き飛ぶ程、本当に綺麗なんです♡
ショッピングモールも光一色!
街中のショッピングモールもライトアップされています。
こんな風に、小さな光が連なったラインがカーテンのように散りばめられています。
写真は自宅近くのDTメガモールとデリーにあるセレクトシティウィーク。
今年は去年にも増して、飾り付けが豪華に!
オフィスでも盛大にディワリのお祝い!
企業により飾りつけは異なりますが、インドのオフィスも数日前からディワリの飾りつけがなされています。
インドの国旗をイメージしたオレンジと黄色の生花と緑の葉っぱで飾られている事が多いです。
ディワリは光のお祭りという事もあり、エントランスではこんな風にライトアップもされていて綺麗!
オフィスにはRangolo(ランゴリ)というインドの伝統的な砂絵(粉のアート)もよく見かけます。
インドではディワリのようなお祭りや結婚式のお祝いの時には”神様をお招きする”ため、カラフルな粉で床の上にこうしたデザインを描くのだそう。
その様子をまとめた記事も合わせてご覧くださいね!
家庭でも綺麗なライトアップ!
オフィスやモールだけでなく、家もこんな風にライトアップされています。
家毎に飾り付けが違っていて、個性が出ていて面白い!
まるで結婚式かと思うほどのデコレーションを施している家も!
色鮮やかで、日本のクリスマスのようにインドの街全体が光で包まれていて、心躍る空間です!
今年は我が家のオーナーも「家を綺麗にするわよ!」と5日間かけて塗装しました(笑)
真っ白な壁にライトアップされていい感じに…♪
街中にディワリギフトがたくさん!
街中のマーケットでは、ディワリ用のお祝いギフトが並べられています。
定番かつ高級ギフトのナッツや、お菓子の詰め合わせなど様々。
通常のお祝い以上に色鮮やかな包装紙やBOXで包まれており、ディワリの特別感が伝わります!
インドではお祭りやお祝い事には、甘いインドのお菓子や高価なナッツをお互いに贈りあいます。
値段も300ルピー(約480円)の小ぶりなものから、1万ルピー(約16,000円)のギフトまで様々!
こちらはなんと…ナッツ詰め合わせ12,000ルピー(約20000円)!
ナッツ3種類とドライフルーツがぎっしり合計8㎏という大きさ!
色々なディワリギフトを見ましたが、この8kgのナッツ詰め合わせはインパクト大だった…!
贈り物好きなインド人の皆さん、すごく真剣にギフトを選ぶ姿が印象的でした。
ディワリ当日はどう過ごす?
インドのお正月も、日本と同じように家族や親戚とゆっくり過ごすのが一般的。
地元が離れた場所にあるインド人の場合、長期休暇を取るケースが多く、このディワリのために遠く離れた地にいる親戚や子供も地元へ帰省する事も。
一方で、この時期は需要過多により通常に比べ各種サービスが値上がりしている事もあり、自宅でゆったり家族で過ごすというインド人も多くいます。
実際に、インド人に聞いてみました!
ダントツ「家族&親戚みんなで楽しく過ごす」
遠く離れた実家へ帰省&旅行を楽しむインド人も!
ディワリ時期のフライト(インド行の便)は需要過多のため、通常より値上がりするとのこと。
最大2倍近く値上がることも…!
10月下旬~11月中旬の時期にインドへ観光に来る方は要チェック!
【体験レポ】ディワリをインド人家族とホームパーティ!
在日本人の過ごし方としては、ディワリ時期に有休を追加して日本へ一時帰国したり、インド国内へ旅行するなど人によって様々。
ディワリ当日はインド人オーナーの自宅でホームパーティをしました!ホームパーティの様子をまとめた体験レポ、ぜひご覧ください♪
ディワリ当日は花火&爆竹で眠れない!?
ディワリが近づくにつれ、夜になると少しずる「バン、バン!」という爆竹の音が鳴り響くインド。
当日の夜は本番という事もあり、夜通し「ドーーン!」という花火や爆竹の音がそこら中に鳴り響いています。
そのため、当日の夜は火傷などの恐れもあるため、出歩かずに家など室内で過ごすことをお勧めします。
ディワリ翌日は、前夜の爆竹や花火の影響もあり、大気が真っ白となる事も…!
昨年、私の近くでは夜中3時くらいまで続いていましたが、夜通し続く事も珍しくありません。
眠るには中々ハードで日本人にとっては…ちょっぴり辛い。。
大気汚染への影響から、ディワリを祝うための爆竹に関して、2017年頃から使用規制が厳しくなっています。
完全使用不可というわけではなく、使用時間が「当日夜8時から10時の間」と時間規制されています。
警察による規制にも力を入れているものの、全インド国民に規制を徹底させるのは現時点ではなかなか厳しい模様。
実は日本でもディワリが楽しめる!
日本で行われるディワリについてご紹介します。
ディワリ・イン・ヨコハマ
2003年から始まり、今年で17年目を迎えます。
毎年約10万人が訪れ、会場には約30店ものインドに関する屋台が出店しています。
カレーなどのインド料理をはじめ、ステージではインドの古典舞踊やプロによるボリウッドダンスなども披露!
また、フィナーレにはディワリにちなんだキャンドルライトによるライトアップも実施とのこと。
インドの綺麗なダンスを目で見ながら、美味しいインド料理を味わえるなんて最高ですね。
まさに日本にいながらインドが味わえる最高のお祭り!
開催日:2022年10月15日(土)16日(日)
時 間:10:00~19:00
場 所:山下公園 お祭り広場 ※雨天決行
横浜はインド商人が日本で初めて営業拠点を設けた都市で、2都市間の交流は何と約50年にもなります。
現在、開港150周年を迎える横浜ですが、開港後まもなくインドの商人の集まりである「インド商協会」が山下公園近くに設立。
その後、ディワリの時期に合わせて、毎年10月の第3土日に山下公園で「ディワリ・イン・ヨコハマ」を開催するに至ったとのこと!
最後に
今回はディワリについてまとめました。
いかがでしたか。
「Happy happy Diwali!」
新年の始まりは国は違っても大切にされている大切な日。
皆さん、良き新年をお迎えください♪
関連記事&Youtube(ディワリ)
ディワリに関連する記事や体験レポはコチラ。ぜひ合わせてご覧くださいね♪