【インドの結婚式】まるで映画の世界!豪華すぎるインドの結婚式に参列してみた!~Happy Wedding~

インドに限らず、世界中で結婚式はおめでたい日。
中でも、インドでの結婚式のお祝いは盛大!

今回は友人Dikshaが結婚するとのことで、結婚式に参列しました!
インドの結婚式についてレポートします!

インド人にとって、結婚式は年収の3~4倍かかるといわれる程、特別で盛大にお祝いするそうです!
実際にはどんな風にお祝いするのか?いざ、体験レポート!

日本とは違う《インドの結婚式事情》

インドの結婚シーズンは11月頃~3月頃と言われています。
一説によると、宗教により結婚式を開催する時期が決められているのだとか。
結婚シーズンはインドの街中の至る所で、結婚式が行われていて賑やか!

また、日本では披露宴と挙式は1日で行われるものの、インドでは披露宴と挙式は別の日に開催されます。
そのため、数日間に渡って結婚にまつわるイベントが開催されます。

何かと派手なイメージがあるインドの結婚式。
カップルによるものの、結婚式にかかる平均コストは700~800万円と言われています。
また、インドでは新婦側の家族が費用を負担するのが一般的。
大きな規模の結婚式では来客数が1000人以上というケースも!

北インドでは4月~5月は40度超えの暑さのため、あまり結婚式は行われません。
これまで5回程インドの結婚式に参加しましたが、11月と2月が多い印象!
野外で行われるケースからホテルなど室内で開催するケースまで様々。
今回は私の友人Dikshaの結婚式の様子をお届けします!



結婚式会場に到着!

今回の会場は、南デリーにある屋外にて豪華な式が開催されました。
見上げる程に巨大なエントランスは、こんな風にピンク色にライトアップされ華やか!

会場まではグルガオンから車で2時間程かけて到着。開始時間は19:00でしたが、インドでは開始時間と同時に行われない事がほとんどのため、私たちは1時間ほど遅れて到着!
会場へ近づくにつれ、車の中にいてもミュージックが聞こえてくるくらい爆音…!賑やかな様子が伝わって入る前からワクワク!

来場者数500人以上!豪華すぎる結婚式会場

エントランスを抜け、会場へ向かうと…こんな壮大な会場が目の前に広がりました!
なんと、今回の来場者数は500人以上!
会場は一周するのに20分はかかるほど広大で、見渡す限りインド人ばかり。

会場の奥は食事が楽しめるビュッフェコーナー、会場の中央にはゆったりと過ごせるテーブル席やソファ席がありました。
ゲストの皆さんも、インドの民族衣装を着て各々ゆっくりと過ごしていました。

会場に入った瞬間、豪華すぎて「すご…!」しか言葉が出ない程(笑)
それだけ、この結婚に対してご家族が大切に思っているんだなとひしひし感じた時間でした。



新郎、白馬で凛々しく登場!

会場を歩いていると、今回の主役・新郎がなんと白馬に乗って登場!
インドでは余興のひとつとして、新郎が馬に乗ってパレードをするというのがあるそう。
周りはゲストが集まり、皆さんダンスをしたり一緒に写真を撮ったりと大盛上がり!

Thank you for coming!Come here! (やぁ、来てくれてありがとう!こっちへおいで!)

新郎に白馬の上に来るよう呼ばれ、白馬の上で新郎とパシャリ!
新郎は怖がる様子もなくどっしりとしていてたくましい!
こんな風に、ゲストの皆さん一人一人に対して撮影をしたり、来てくれたお礼を伝えたりと紳士的な新郎です。

ライトの角度で顔が怖くなってますが…馬の上で新郎と撮影できた貴重なショット!



インドの結婚式は長期戦!まずは食事タイム

インドの式では日本と違い、ビュッフェスタイルが一般的。
ベジタリアンメニューが中心の式も多いですが、今回は50種類以上のノンベジタリアン・ベジタリアン用の食事が用意されていました。

サラダや生野菜などの軽食をはじめ、メイン料理のカレーも豊富!
ゲストの皆さんは自分の好きな料理を次々にお皿に盛っていました。

ナンやグリルを目の前で実演!

今回の式では、こんな風にオーダー後に目の前で出来立てのナンや各種グリルを振舞ってくれました。
出来立てのナンや熱々のグリルが味わえてより一層美味しさが際立ちます!

インドのお祝いの席で定番のジャレビ!
小麦粉と水を練り合わせた生地を、油でカラッと円環状に揚げ、砂糖のシロップ漬けにしたお菓子です。
油で揚げるところからこんな風に作っていました。


珍しくアルコールも用意!

インドでは日本と違い、宗教上やコスト面からお祝いの席にアルコールが用意されていないのが一般的。
今回の式では珍しくビールやワインなどのアルコールも用意されていました!

インドではお祝いの席などでアルコールがふるまわれる事は珍しい!
一説には、宗教上の理由や「おめでたい席だからこそ問題が起こらないように」などの理由があるからだそう。今回はビールやワインなどが用意されていました。これは嬉しい!

 

今回私が選んだのはこちら!
定番のカレーをメインに、出来立てのナンを添えて皆で仲良く頂きました。


今回の式には、会社のメンバーと共に参列!
私たち日本人はインド服を着て式に参列しましたが、インド人の30代前後の若手男性はインド服ではなく、スーツでビシッと決めている人が多い印象でした。インドでも少しずつファッションも近代化している模様!



まずは新郎が登場!

式が開始して2時間ほど経った頃、新郎が会場へ登場!
親族や親しい友人に囲まれながら、爽やかな笑顔でやってきました。
素敵なショットを収めようと、カメラマンも必死に新郎の近くでシャッターを切っています。

少し遠くからの写真がコチラ。
周りには100名を超える人々にぎっしりと囲まれていました。
ゲストの皆さんとの会話やダンスを楽しみながら、少しずつゆっくりとメインステージへ進んで行きます。

まさにボリウッド俳優が登場したかのような盛り上がり!
周りは人だらけで、新郎になかなか近づけない程…!周りでインド人のゲストと一緒にダンスをしながら楽しみました!



新郎、お金を宙に撒く!

ダンスや撮影を楽しんでいると、急に新郎がルピーを取り出し、宙へ撒き始めました!
(写真では少し分かりづらいですが、宙に舞っているのがお金(インドルピー)です)

お金が舞う度に「わぁ!」と周りにいる人達が盛り上がります。
そのまま、新郎はメインステージへ。

新郎がお金を撒き始めた瞬間、何が起こっているか分からない程ビックリしました…!インド人へ理由を聞いたところ、インドの儀式のひとつらしく、お祝いの時にはこうしてお金を撒くという文化があるんだそう。

主役・新婦が遂に登場!

式開始から3時間経過。
遂に、エントランス方面から新婦・Dikshaが登場!

新婦が登場したこの時点では、まだ新郎は新婦を直接見てはいけないのだそう。
彼女を隠すように、男兄弟や親せき、家族が中心となり新婦の周りを囲んでいました。

また、新婦の頭上には花で造られた板が掲げられています。

ちなみに、花嫁の頭上にあるこの板は家族や親せきなど親しい間柄にある男性しか持つことは許されないのだそう。知らず、私が持とうとしたら怒られました(笑)

メインステージへ向かう花嫁・Diksha
数か月前から「最高の式にするから必ず来てね!」と楽しみにしていた彼女。

インドでは結婚後は新郎側の家へ嫁ぐのが一般的。
普段明るく話し好きの彼女も、この日は口数少なく、皆に支えられながら新たな門出を迎えていました。

大好きな家族と離れる事への寂しさなのか、彼女の目には今にもこぼれそうな程の涙が…。
周りにいる優しい家族が涙をぬぐい、そっとサポートしながら新郎の待つメインステージへ向かいます。


遂に新郎・新婦ご対面!

式開始から4時間経過。
家族に見守られながら、新婦がメインステージへ到着。

遂に、新郎と新婦がご対面!
新郎はメインステージから、新婦が登壇するのを笑顔で心待ちにしています。

新婦が階段に差し掛かった瞬間、こんな風にすっと優しく手を差し伸べた新郎。
さっきまで涙を流していた新婦も、温かな新郎の前ではいつもの笑顔を取り戻していました。

そっと手を差し伸べ、そしてキス!

新郎の手を取り、ステージへ到着した花嫁・Diksha
次の瞬間、新郎は膝をついて新婦を見上げながら、新婦の手にそっとキスを。

まるで映画のラストシーンかのような最高のシーン!
この瞬間、周りにいた私たちゲストから拍手喝采!しばらく拍手と歓声が鳴りやみませんでした。



メインステージで挙式!

新郎に手を引かれながら、やっと2人がメインステージへ到着。
しばらく写真撮影をした後、次なる儀式を行います。

お互いに花輪の交換!

インドでは、花輪というのは神聖な意味がある大切なものなんだそう。
この神聖な花輪を交換し、正式な結婚となるとのこと!
ピンクの生花で造られた花輪が2人の手に渡り、お互いに花輪の交換へ。

最高の瞬間を収めようと、2人の前には10以上ものカメラマンがぎっしり!
様々な角度から、動画も撮影されていました。

お互いに花輪の交換を終え、晴れて正式な夫婦に!
2人の姿が何とも凛々しく、力強さを感じます。

恒例の写真撮影!

無事に全ての儀式を終え、参列者の皆で記念撮影!
「Congratulations!!(結婚おめでとう!)」とお祝いを伝えながら、新郎新婦を囲んでみんなで笑顔で撮影。

この時点ですでに0時を回っていました。
インド人の皆さんは「まだまだこれからよ!」とダンスや食事を楽しんでいましたが、私たち日本人グル^プは会場から自宅が1時間以上かかる事もあり、私たちはそろそろ帰宅。
(後で聞いた話では、なんと明け方5時までダンスをしてパーティを楽しんでいたとか…!彼らの体力そしてダンス好きには脱帽です。)

Thank you for coming all the way!I’ve really enjoyed this evening!
(遠くから来てくれてありがとう!素晴らしい夜だったよ!)



最後に

今回はインド流・結婚式についてまとめました!
いかがでしたでしょうか?

インドらしい豪華な結婚式を通じて、インド人の結婚に対する重さと家族を大切に思う優しさを感じた時間でした。

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