「インド現地採用で、ちゃんと生活できるの?」
現地採用としてインドで暮らす。
日本とは異なる暮らし、生活環境の違い…と不安なことばかり。
中でも気になるのは《生活費》ではないでしょうか。
今回はインド現地採用の生活費と出費を抑えるコツについてご紹介します!
Youtubeでの解説!
より臨場感伝わる内容かと思いますので、こちらも合わせてご覧くださいね♪
インドでの現地採用の給与
インドでは、日本人がインドで就労する(雇用ビザ)場合
VISA基準 162万5000ルピー(約240~250万円)が最低金額として定められています。
そのため、業界・職種問わず全ての日本人向け求人は「VISA基準162万5000ルピー(約240~250万円)」以上を条件としています。
(※日本語教師など一部の特定職種を除く)
もちろん、経験やスキルを加味し、VISA基準以上の給料を設定する企業も存在します。
インドで暮らす場合の1ヶ月の生活費と内訳
インドで現地採用者かつ収入がVISA基準(1625,000ルピー)とした場合のシミュレーションです。
収入と手取り、平均の消費内訳をまとめました。
VISA基準の場合、月の収入は約14万ルピー(約210,000円)。
実際の手取りは《約10万ルピー(約15万円)》ほどとなります。
※2019年5月時点:1ルピー=約1.6円にて換算
所得額(ルピー)と税率(2019年度より適用される新税率)
a.250,000以下:0%
b.250,001~500,000:25万ルピーを超える所得の5%
c.500,001~1,000,000:50万ルピーを超える所得の20%
d.1,000,001以上:100万ルピーを超える所得の30%
VISA基準の場合、「d.1,000,001以上:100万ルピーを超える所得」に該当します。
但し、企業により課税・非課税の対象は異なるため、実際の税額は企業により異なります。
1ヶ月の生活費は平均8万ルピー(約13万円)ほどで、約1~2割ほど貯金可能!
各項目の内訳は、ざっとこのようになります。
ただし、住む地域や個人の使い方によりもちろん異なりますので、あくまで参考としてご覧ください。
※2019年5月現在:1ルピー=約1.6円にて換算
【固定費①】インドの家賃
一人暮らしをする場合、日本では1Kや1Rという部屋を借りる事が一般的。
しかし、インドでは日本のような小さな部屋は限られています。
治安が比較的よく、日本人が住むアパートメントという前提だと
・1BHK(1Bedroom+ホール+キッチン)
・約30,000ルピー(約45,000円)が相場となります。
しかし、デリーやグルガオンなどの都市部では家賃も高いことに加え、2LDKや3LDKの広めな物件が多い事もあり、2~3人でルームシェアをしている人も最近では増えています。
1人暮らしの方だと、友人とシェアハウスをしているケースも多いですよ♪
【固定費②】インドの光熱費
州や地域によって基本料金設定等が異なりますが、
水道・電気・ガス代合計で、約10,000ルピーが相場。
また、電気の供給が不安定なところでは、他地域と比べ電気代が高いケースも。
基本的にはクーラーを付けて生活するため、この時期は電気代が冬場より2倍近く高くなりますのでご注意を!
夏場などの時期的要因で高い可能性もありますが、
不当に請求されているケースやガスや電気漏れの可能性もあります。
領収書は後のトラブルに備えて、必ず保管しておきましょう。
【固定費③】インドの通信費
インドの通信費は日本と比べ、かなり安い印象があります。
どのプランを選択するかによりますが、
・Wi-Fi 月額1,200ルピー前後(約1,900円)
・携帯代(1日1GB×28日間 / 通話無料)月額350ルピー前後(約560円)
合計1500~2000ルピーが相場です。
①prepaidタイプ(1ヶ月、3ヶ月等の有期契約)
②postpaid:月ごとに支払い
があります。②postpaidタイプだと住居やその他書類が必要となります。
状況によって購入可能方法が異なるのでご注意を!
【変動費①】インドの食費
地域や購入場所、自炊と外食の頻度にもよりますが、
一人暮らしの場合の食費は約20,000ルピー(約32,000円)が相場。
一人暮らしで自炊中心の方だと、
一週間分の食材(野菜やお肉など)で約2,000ルピー(約3,200円)が相場。
オーガニック野菜などを選択すると、その分高くなります。
外食の場合、ローカルフードだと100~150ルピー(約160~240円)と安価ですが、日本食や外国料理などは500~2000ルピー(約800~3200円)と高めです。
【参考動画】インドのスーパーって?
ぜひ合わせてご覧下さいね!youtube動画は【コチラ】
【変動費②】インドの交通費
インドでは交通費は給与に含まれているのが基本です。
企業側からの社用車もしくは交通費支給がない場合、ご自身で負担する必要があります。
インドの交通手段はタクシーやメトロ、リキシャがあります。
通勤で使用する場合は、UBERやOLAなどの配車アプリが基本。
地域や時間帯にもよりますが、10分/80~120ルピー(約130円~190円)が相場。
セキュリティも高く、女性一人の利用も安心です。
社用車や交通費支給有無、休日の出かける場所にもよりますが
だいたい5,000ルピー(約8,000円)程が相場でしょう。
【変動費③】インドの日用品
個人の消費量によるものの、日用品は月々だいたい2000ルピー(約3,200円)程です。
例えば、街中のスーパーで購入した場合の値段は下記(一部)
◆家庭日用品
・台所洗剤400ml 約130ルピー(約200円)
・スポンジ 約30ルピー(約50円)
・キッチンペーパー4本 約240ルピー(約380円)
◆衛生用品
・シャンプー 675ml 約395ルピー(約630円)
・リンス 175ml 約140ルピー(約225円)
・ボディソープ 750ml 約360ルピー(約570円)
・トイレットペーパー4個 約200ルピー(約320円)
・洗濯洗剤2kg 約499ルピー(約800円)
・柔軟剤860ml 約210ルピー(約340円)
【参考動画】インドのスーパーって?
ぜひ合わせてご覧下さいね!youtube動画は【コチラ】
【変動費④】インドの交際費等
個人の使い方によって大きく変わりますが、
現地採用者から話を聞くとだいたい15000ルピー(約24,000円)程が相場なようです。
「インドにいるなら!」とヨガなどを学んでいる人もいれば、
英語やヒンディー語、スペイン語など語学レッスンを、
健康維持のためにジムに通っている人も。
インドで出費を抑えるコツ!
「日本より収入少なくて、貯金って出来るの?」
よく聞かれる質問です。
正直、日本での就業時と比較すると給与はかなり下回りました。
「本当にやっていけるのか?」と、赴任前は正直不安ばかり…。
ただし、インドの物価は日本と比べやすく、物価水準が1/3違います。
物価の視点から考えると、給与も日本就業時と比較し低いのは当然。
贅沢な暮らしをしなければ、十分に生活できます。
また、出費を控えるコツとしては
・基本は自炊中心を心がける(外食は週1~2回に)
・無駄なものは買わない(洋服、雑貨等)
・投資するものには投資を(語学や旅行等)
まとめ
今回はインドで暮らす場合の生活費についてまとめました!
インドで暮らす上で、事前にしっかりと生活費のシミュレーションをしておくのは大切。
また急な一時帰国や今後に備え、出来る限り貯蓄をしておくことをお勧めします。
インド就職、インド転職を考えている方!
インドでの生活をより良いものにするために、ぜひ参考にして下さいね。
こちらもおすすめ!