【インドへ逆進出!】Coco壱番屋(ココイチ)が遂にオープン!気になるその味は?

日本のカレーチェーン最大手として知られる「ココ壱番屋」
2020年6月時点で国内・海外合わせて1,481店舗を展開しており*1、主に日本では30~50代の男性を中心に愛されています。

ココ壱番屋を展開する株式会社壱番屋は、2019年7月にインド進出を発表
現在、北インド・グルガオンにて1店舗目を展開中!

インドはココ壱にとって、13番目の進出市場であり今後注力する国。
今回は1号店のオープン当日の様子についてレポートします!

インド進出にあたり、三井物産と合弁会社を設立したとして話題に!
当初は2020年3月にはオープンと言われていたものの、新型コロナの影響でリリースが延期となりました。満を持してオープンとのことで、期待が高まります!

*1 公式HP内「店舗数」より参照(2020年7月時点) 


Youtube動画はコチラ!


第1号店オープン当日、実際に行ってきました!その時の様子をyoutube動画でまとめています。
臨場感あふれる動画になっています!ぜひこちらも合わせてご覧下さいね!

ココ壱・カレーの本場インドへ進出

日本式カレーを展開する大手カレーチェーン「カレーハウスCoCo壱番屋」
2020年6月時点で国内・海外合わせて1,481店舗を展開しています。

ココ壱番屋を展開する株式会社壱番屋が初めて海外展開を果たしたのは、1994年ハワイ。
その後、2004年には中国・上海に進出し、現在は12の国と地域で合計180の海外店舗を展開しています。

そして2020年8月3日(月)カレー発祥の地であるインドで満を持して1号店をオープンしました!
北インドのビジネス街であるグルガオン・CyberHUB内に店舗を構え、ビジネスパーソンや新しいもの好きな女性をターゲットに展開予定とのこと。

第1店舗目オープンとなったCyberCHUBはCyber Cityというオフィスビルに隣接しているレストラン街
インド料理をはじめ、中華料理やベトナム料理など20を超える多国籍レストランが集結しています。
また、2019年11月末にUNIQLO2号店もオープンしており、賑わいを見せているエリアです。



開店前の様子は…?

開店1ヶ月前(2020年7月初旬)店舗の様子

ココ壱が開店予定の場所は、Cyber HUBの1st floor(日本でいう2階)で、同じフロアにはマクドナルドなどの人気ファーストフードが立ち並んでいます。

外観はほぼ完成間近!という感じで、少し遠めからでも中の様子がうっすら見えました!
スタッフの皆さんが内装を整えていたり、打合せを行う様子も伺えました。

本来は2020年3月のオープンを予定していたものの、コロナの影響もあり予定よりもかなり遅れてのオープンとなったココ壱。
CyberHUBを訪れる度にこの外観を見ては、今か今かと待ち遠しく思っていました…!在インド在住の日本人の皆さんも、SNSで外観やポスターをシェアしたりと待ちわびていましたね。インスタグラムやFacebookなどのSNSで企業アカウントとしてメニューも定期的にアップしていましたね。



インド1号店、遂にオープン!

第1号店は北インド・グルガオンにあるCyber City
「Cyber City」と呼ばれるオフィスビルに隣接しているレストラン街です。
オフィスビル近くにある事から、ランチ時や仕事終わりには多くのビジネスパーソンで賑わっているエリアです!

CyberCity(サイバーシティ)は大手外資企業をはじめ、インド系企業や日系企業も多く集まる高層オフィスビル! まさにインドのビジネスパーソンが集まるエリア!コロナの影響で在宅ワークを導入した企業も多く、以前に比べると少し来客数が少なくなっている印象ですが、ココイチ進出でぐっと来客数が増えて欲しいですね!



日本式カレー上陸!インド版カレーココ壱へ

入口の様子はこちら。
オープン初日という事もあり、開店12時前にも関わらず20名以上の人々がオープンを心待ちにしていました。

開店時間12時と同時に、入り口の赤いテープがカットされて拍手喝采!
その後、続々と店内へ!スタッフさんが丁寧に一人ひとりテーブルへ案内してくれました。
入店時にはインド人スタッフが笑顔で「いらっしゃいませ!」と迎えてくれます。

日本でなじみある「ココ壱」の看板を目の前にして感無量…!この記念すべき日を収めようと、皆さんスマホやカメラを手に撮影している姿が印象的でした。日系フード大手である吉野家すき家に続く進出、今後の展開が楽しみです!


入口からの様子はこちら。
日本の店舗と違い、店内はカウンター席はなくテーブル席のみで、約50名食事を楽しむ事が出来ます。
(現在はコロナの影響で、ソーシャルディスタンスを確保したテーブル案内をされてます)

店舗のレイアウトは、あえてカウンター席はなくテーブル席のみにした理由としては、女性向けを意識したのだとか。

店の奥にはキッチンが配置されています。
店内からもシェフやスタッフが見えるような広々としたオープンキッチンとなっています。

こうして店内から実際に作る工程を見れると安心感に繋がりますね。
スタッフの皆さん、清潔かつスピーディに対応を進めていてさすが!こうしたインドならではのこだわりにワクワクが止まりません!

インドのココ壱で”日本式カレー”を味わおう!

まずは料理を注文!
コロナ対策のため、通常のメニュー表ではなく、携帯でQRコードを読み込んでメニューを確認します。

インド人スタッフの皆さんがオーダー方法や各メニューの説明まで分かりやすくメニューを説明してくれます。

メニューは50種類以上!(トッピング含む)

メニューは約40種類以上!(2020年8月時点)

ベジタリアン向けは全10種類(ナスやパニール、ホウレン草など)
ノンベジ向けは全8種類(チキンカツやマトンなど)
シーフードのトッピングは全7種類(エビフライやシーフードなど)、そしてオムレットも11種類と多数!

サイドメニューのフライ(全8種類)や野菜サラダ(全11種類)、そしてお子様用のメニューなど充実しています。

日本式!”選べる”ご飯の量+辛さ+トッピング

日本と同様、好みのカレールー+辛さのタイプをはじめ、ご飯の量やトッピングを選べます。

ごはんの量は150g, 200g, 300g, 400g, 500gの5種類から選択可能!

トッピングは、ベジタリアン向けは全10種類(ナスやパニール、ホウレン草など)
ノンベジ向けは全8種類(チキンカツやマトンなど)
シーフードのトッピングは全7種類(エビフライやシーフードなど)と多数!

インドは宗教の関係でベジタリアンも多くいらっしゃいますし、人によっては日によってベジ・ノンベジというケースも。
インドは他国と比べ食に対してかなり制約があるので、こうしてベジ&ノンベジのトッピングがこうして豊富に取り揃えられているのは素敵ですね!



実際に味わったメニューはこちら!

美味そうなメニューばかりで全種類味わいたい…!と思いながら、今回はこちらのメニューを選択!
実際に味わったメニューをご紹介します。

Chicken Cutlet – Mutton KEEMA Add:625INR(約937円)

Meatメニューのチキンカツカレーにマトンキーマをトッピング!
チキンがふわっとジューシーで、サクサクした衣がマイルドなルーと絡んで食欲をそそります。
ノンベジ向けのルーはマイルドで、もっちりとした白米ともルーが絡んで、まさに日本のココイチのカレーそのもの!

マトンキーマはインド限定のトッピング。
マトンは臭みがなく、グリンピースなどの野菜もたっぷりと入っていて美味しい一品!

トッピングに迷っていたら、店員さんが色々とお勧めしてくれました!
今回私は5辛に挑戦!(辛さは1~10まで選べます)さすがに5辛は汗だくになるくらい辛かったです(笑)

Chicken Cutlet – Spinach+Eggplant:565INR(約847円)

こちらはナスやホウレン草をトッピング!
カレーの辛さはスタンダードを選択。程よくスパイス香るルーに、野菜の甘さが絡まり一層深みある味わいに。

日本のココイチでもよくトッピングしていた野菜類をチョイス!
インドの野菜を使っているものの、甘さが引き立っていて味わい深かったです。これぞ懐かしの日本の味!




注目!ココ壱のこだわり6つ

ここからは、今回インドのココ壱を訪れて感じた6つの見どころをご紹介します!

【こだわり①】肉エキス不使用!ベジタリアン仕様のカレールー

日本のカレールーには動物性(主に牛・豚)の油脂が使用されている事から、ベジタリアンが多くいるインドで日本のカレールーをそのまま使用する事はNG

インドは宗教の関係で食に制限を持つインド人が多い事から、ベースとなるカレールーは肉エキスを一切使用せず、ベジタリアン仕様にて製造されており、深みそして旨味のある日本式のカレーを再現しています。

主役である日本のカレールーがそのまま使用できないという制約がある中、企業努力・商品開発の末ベジのみで使用したルーが完成!
まさにローカライズ化が徹底されていますね!

【こだわり②】ココイチ独自のシステムをインドでも!

日本と同様、インドのココイチでも「スパイス(辛さ)」「ライスの量」「トッピング」が選べます。

STEP①:Curryを選択
インドならではとして、カレーは ①Veg(野菜エキスのみ使用) ②Meat ③Seafood ④Mixed から選べます。

ステップ②:お米の量を選択
好きなお米の量を選択!100g,200g,300g,400g,500gから選べます(量により料金変更)

ステップ③:スパイスレベルを選択
マイルドからスタンダード、そしてレベル1から10まで選択まで選択可能!

ステップ④:トッピングを選択
野菜(10種類)ノンベジ(8種類)シーフード(7種類)などのトッピングからカスタマイズ!

インドではこのように食のカスタマイズが出来る形態の店舗は稀なので、いいですね!
むしろ、インドは宗教の関係でベジタリアンなど食に制限のあるインド人が多く存在するので、こうしてカスタマイズ出来るのはむしろインドには合っているかもしれませんね!

【こだわり③】インド限定メニュー&トッピングは必見!

ココイチのインド店では、日本でお馴染みのメニューをはじめ、他国にはないインド限定のメニューが多数!

例えば、インド限定トッピングとしてパニールやマトン、海外店舗限定の「オムカレー」なども!
インドならではのメニューが数々用意されています。

現地に合わせてローカライズ化されたメニューは現地でしか味わえないまさに醍醐味!
定番メニューも現地ならではのメニューもどちらも味わってみたくなる!

【こだわり④】噛めば噛むほど程よい甘さ!ジャポニカ米を使用

インドのココイチは、ルーの相棒であるお米にもこだわりがあります。
提供するお米はジャポニカ米を使用しています。
そして、カレーのお供・福神漬けの提供もあり!

インド産のお米も好きですが、日本米と比べるとパサパサした食感。馴染みあり、もちっとした甘みあるジャポニカ米(しかも出来立て!)がここインドで食べられて最高です…!インド人の反応も気になりますね。

【こだわり⑤】店内はテーブル席のみ!レイアウトに込めた思い

店内の様子はこちら。
日本と同様、店員さんが全角度からお客様を対応できるような形となっています。
テーブルの下には荷物を置くスペースも設置されており、カバンや上着などを置いて食事を味わう事が出来ます。

ガラス張りになっているので、外の温もりを感じながら食事を楽しむ事が出来ていいですね。
店内も清潔感があり、スパイスのいい香りが店内に溢れていて…何とも素敵な空間でした!

【こだわり⑥】日本式接客「ニコ・キビ・ハキ」をインドでも!

ココ壱番屋の社是でもある「ニコ・キビ・ハキ」
公式会社HPにも記載されている「いつもニコニコ笑顔で、キビキビと動き、ハキハキと受け答えする(略してニコ・キビ・ハキ)」を徹底した日本式の接客を心がけるとのこと。

実際に、店員の皆さんはとにかく明るくで丁寧な対応で迎えてくれました!
お勧めのメニューなども客の要望に合わせて、分かりやすく丁寧に説明してくれました。

入店時の「いらっしゃいませ!」やオーダーを受けるときの「ハイ!ありがとうございます!」など、とにかく明るく話す日本語そしてインド人スタッフの笑顔が温かく、まさに日本の接客でしたね。会話のやりとりや対応ひとつひとつからスタッフの教育レベルの高さを感じました



気になる今後の展開は?

インド店ココイチの店長である中村さんと!

遂にインド進出を果たしたココ壱番屋。

現地メディアの報道によると、これから約10年間で北インドのデリーNCRを中心に、30のレストランを展開予定とのこと。
同報道の中で担当者は「カレーの発祥の地であるインドで展開出来ていない事に物足りなさがあった。自信ある自社商品をぜひ現地の方々に味わって頂きたい」と答えていました。

実際にCyberHUB店の中村店長にお話を伺いました!【インタビュー動画はコチラ

ー本日のオープン、おめでとうございます!初日を迎えられていかがでしょうか?

本日はお越し下さりありがとうございます!
開店初日の本日、こんなにも多くの方が訪れて下さり嬉しい限りです。

ーオープンを心待ちにしていました!
今後インド人へ向けての展開、お勧めのメニューなど教えてください。

そうですね。事前にインド人へアンケート(インタビュー)を行った所、チキンカツが人気でしたね。
その他、インドならではのパニールなどもぜひ楽しんで頂きたいですね!

 

ー最後に、今後の展開についてお聞かせください。

当初の予定では具体的な店舗数を掲げていたものの、昨今のコロナの影響もあり、まずはオープンしたCyberHUB店を軌道にのせ、ひとつひとつ着実に展開していきたいと考えています。デリバリーも開始予定です。

ー中村さん、お忙しい中お時間いただきありがとうございました!

インド全土に一気に広げていくのではなく、ひとつのエリアで着々と認知度の向上を狙っていきたいとのこと。個人的には、まずは北インドでの地位を確立し、その後南インドなどにも日本カレーの美味しさを広げて行ってほしいなと期待しています!



最後に

※オープンを記念して先着400名に配られた限定マグ

今回は満を持してプレオープン!インドの「ココ壱(ココ壱番屋)」をご紹介しました。

「インドでもあのココ壱の懐かしい味を味わいたい!」
「日本ならではの味を味わいたい!」
という方、ぜひお越しくださいね。

今回のココ壱をはじめ、ここ数年で牛同チェーン店・吉野家やすき家など日本を代表するブランドがこうしてインドに次々と進出!本当に日本人として本当に嬉しい限りです。
これからインド人へどのように浸透していくのか?これからに期待!

店舗情報(CoCo ICHIBANYA DLF Cyber Hub店)

■ CoCo ICHIBANYA DLF Cyber Hub店
アクセス:1st Floor, Unit/Shop No.112, Cyber Hub, Cyber City, Sector-24, Gurgaon, Haryana. 122002
営業時間:12:00PM ~ 20:00PM
※当面は上記時間にて営業中。変更の可能性もあるため、直接お店へ確認されることをお勧めいたします

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