昨今、世界を震撼させている新型コロナウィルス。
インドでも、日に日に感染者が拡大し、1251名まで上りました(※2020年3月31日朝9:30時点)
3月19日のモディ首相による演説後、コロナ対策としてJanata Curfew’(全国民外出禁止令)が実施。
その後、再び24日(火)モディ首相の緊急演説により、同日深夜から21日間のロックダウンが開始されました。
日を増すごとに深刻化していくインド。
ロックダウン中の今、インドの街はどのような状況は?
この記事ではロックダウン中の現地の様子(スーパー編)をお届けします。
あくまでグルガオンにある一部のスーパーの様子ではありますが、参考になると幸いです!
Youtube動画(ロックダウン中:スーパーの現状)
より臨場感を伝えたい…!と思い、動画としてまとめました。
こちらも合わせて、ぜひご覧下さい!
3/22 Janata Curfew(全国民外出禁止令)直前の様子
その影響もあり、演説前から不安に感じた市民たちによる買い出しも多く見受けられました。
ここでは、グルガオン市内のスーパーの様子について一部お届けします。
グルガオン市内のスーパー
平日の夜は比較的買い物客の少ないのが一般的なのですが、新型コロナウィルスの影響もあり、食材を調達する方で賑わっていました。
主に購入されていたのはパスタなどの乾麺やスナック、卵やナッツなど。
中には、買い物かごから溢れんばかり食材を買い込んでいる方の姿も見受けられました。
いつもは各食材で埋め尽くされている食材棚も、空白が目立っています。
写真のように、パスタやマギーなどの非常食にもなり得る乾燥麺類やスナック類、日常の生活に欠かせない卵やチーズなどが購入者が多い印象でした。
それほど、今回のコロナウィルスがいかに市民にとって不安で深刻なのか、ひしひしと感じています。
22日(日)のJanata Curfewについては、別途記事でまとめているのでこちらも合わせてご覧下さい!
インド、新型コロナウィルス抑制に向けJanata Curfew(全国民外出禁止)を実施!インドの街が一変…当日の様子とは?
ロックダウン中のスーパーの様子は?
ロックダウンが開始して4日目。そろそろ冷蔵庫の野菜や食材が足りなくなってきたので、ロックダウンで初の買い出しへ!
今回はグルガオン市内にあるスーパーでの様子をレポートします!
【午後13:00】グルガオン市内にあるスーパーへ
目的地は、グルガオン・MGロードのMGF Mega City Mallにあるスペンサーズというスーパー。
週末はいつも賑わっている通りですが、現在はロックダウン中のため、通行人や車、リキシャさえほとんど見かけませんでした。
また、通りにあるワインショップなども全てクローズ。
ロックダウン中、始めて外へ出かけましたが、昼間にも関わらずこんなに閑散としているインドは初めて…。
人や車、リキシャもちろん、犬や牛でさえ見かけませんでした…。静かすぎて不気味さを感じてしまうほど(笑)
スーパーが併設されているモールに到着!
グルガオン・MGロードのMGF Mega City MallにあるSpencer’s(スペンサーズ)に到着!
いつもリキシャや通行人で賑わっている通りも、このように閑散としていました。
入店前は体温チェック&消毒・手袋!
今回は人数が少なかったので到着次第すぐに入店できましたが、人数制限を超えてしまうと入り口前で待ち列が出来るとの事!
入店時には「体温チェック・消毒・手袋」を求められました。
体温チェックは額にレーザーをあて、即座に数値が出るという測定器を使っていました。
チェック担当のインド人スタッフも、写真のようにしっかりとマスクと手袋をはめて、来場者との間隔を保ちながら業務を行っていました。
もちろん、スーパーの規模や地域にもよると思いますが、新型コロナに対する予防意識の高まりを肌で感じます。
しっかりと予防をして店内へ!
予防終了後、店内へ!
新型コロナ対策の一環として入場制限を設けている事もあり、入店時にはこのような番号札を手渡されました。
20名を超えた場合は、入口で待機する必要があります。その後は、1名が買い物を終え出てくると、新たに1名が入れるという感じ。
かなりの徹底っぷりです。
写真はスーパーの中央にあるコーナーの様子。
平日、週末に関わらずいつも賑わっている人気のスーパーではあるものの、写真のように閑散としています。
日中に訪れたにも関わらず、まるで閉店間際のスーパーにいるような気持になってしまうほど。
スーパーの至る所に、コロナに関する看板が見受けられました。
「Fight against CORONA virus(コロナウィルスと戦おう!)」と力強いメッセージが書かれた看板。
インド国民のコロナ抑制に対する強い気持ちを感じました。
ここからは、カテゴリー毎の在庫状況や様子についてレポートします。
あくまでグルガオン市内のスーパーの様子にはなりますが、参考になると幸いです!
【様子①】野菜・フルーツコーナー
まずは野菜・果物のコーナーへ。
野菜や果物は普段と変わりなく、種類も豊富でした。
訪れたのが3月末という事もあり、旬のマンゴーも販売されていました。
野菜はどうしても保存がきかないので、新鮮な野菜がタイムリーに手に入るのは本当にありがたい…。
インドのスーパーでは基本野菜は選んで測り売りをするスタイルが一般的!しっかりと手袋をはめていい野菜を選びました!
【様子②】卵・乳製品コーナー
ただ、場所によっては卵が手に入らないところもあるとのこと。
【様子③】精肉コーナー
精肉コーナーは、加工肉や冷凍肉は在庫があったものの、チキンやラムなどの生ものは在庫ゼロ。
加工品も十分と言える在庫はなく、他の食材と比べ品薄でした。
ただし、地域によってはビックバスケットやミルクバスケットなどのデリバリーで調達可能とのこと!
【様子④】酒(アルコール飲料)
スーパーに併設されているアルコール販売店はクローズ。
電気すらついてなく、入口には「CLOSED」の張り紙がありました。
hindustantimesの報道によると、グルガオンがあるハリヤナ州では、3月27日に全ての酒屋のクローズが発表(既にデリー等他の州ではクローズになっていました)お酒好きの方にはショックすぎる。。
【様子⑤】麺類(パスタ・その他)
保存可能なパスタやカップ麺などの麺類コーナーの様子。
在庫ゼロではないものの、種類によってがかなり品薄なものも。
22日のJanata Curfew前は、店によってはパスタがかなりの品薄だったので心配してましたが、今回は十分な在庫があって安心!
【様子⑥】日用品(シャンプー、洗剤等)
こちらはシャンプーや洗剤など、日用品コーナーの一部。
全体的に在庫は十分あるものの、人気ブランドのシャンプーやハンドソープなどは空白が目立ちました。
【様子⑦】飲料水コーナー
こちらは飲料コーナーの様子。
飲料水をはじめ、コーヒーやジュース、炭酸飲料なども十分確保されていました。
お子さんが好きなコーラなどもあるので、お子さんがいるご家庭にもこうしたレパートリー多くの在庫があるのは嬉しいですね。
【様子⑧】必需品以外のコーナー
ロックダウン中は、写真のように必需品以外のコーナーはライトアップされてなく、閉店中のように暗くなっていました。
立ち入る事は出来るものの、担当スタッフもいないという状態でした。
「コロナの影響により一時的に立ち入り禁止」というように、店によってはこのように完全に立ち入り禁止とされているケースも。
買い物終了!お会計へ
約1時間かけ、無事に買い物終了!
今回はロックダウン中という事もあり、野菜をはじめ保存が効くパスタや乾燥麺、水や追加の日用品も購入しました。
カゴいっぱいの食材の数々!
私達だけでなく、訪れていた買い物客の皆さんはこれからまだまだ続くロックダウンに備え、大量に購入していました。
インドにおける新型コロナウィルスの影響は?
ぜひこちらも合わせてご覧下さい!
【随時更新】日本人のインドビザ無効化?遂に21日間のロックダウン…《新型コロナウィルス》インドでの影響~現地及びVISA状況~
最後に
今回はインドのロックダウン中のスーパーについてご紹介しました。
地域によっては、買い出し含めた外出禁止、施設内から一切の外出が不可という場合もあるとのこと。
日に日にインド政府による新型コロナ対策は厳重になっています。
ロックダウンが始まり、早くも1週間が経過。
残りのロックダウン期間も、随時現地より最新の新型コロナウィルスに対する状況をお届けします!
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